ウェブサービスの歴史を知る|rekishi.jp

歴史サーチとは

歴史サーチは、1999年7月26日に開設された歴史専門の検索エンジンサイトです。rekishi.jpというドメインで運営され、2006年前後まで活動していました。当初は「東洋史サーチ」という名称でしたが、1999年9月12日に「歴史サーチ」へと改名し、扱う範囲を拡大しました。

開設の背景

当時の大手検索エンジンでは、マイナーな歴史人物を検索してもヒット数が0件だったり、ホームページを登録する際に希望した紹介文を使ってもらえなかったり、適切なジャンル分類が見つからないという問題がありました。「歴史」というジャンル自体が存在しない検索エンジンもあったほどです。

こうした状況に困った管理人が、歴史ファンが楽しんで使える専用の検索エンジンを作ろうと一念発起して開設したのが歴史サーチでした。

サイトの特徴

歴史サーチは、歴史関連のホームページを幅広く集めた登録型検索エンジンを目指していました。純粋な歴史研究サイトや学問としての歴史サイトだけでなく、歴史ファンが交流し楽しめるサイト、歴史人物への愛にあふれているサイトの登録を大歓迎していました。

また、歴史だけでなく文学や文化、歴史関連のゲームや漫画を扱うサイトも広く受け入れていたことが特徴です。

提供していた機能

歴史サーチには、当時のホームページに多く見られた様々な機能が設置されていました。メインとなる登録型検索エンジンのほか、掲示板やチャット機能を通じて歴史ファン同士が交流できる場が提供されていました。

アクセスランキングやメールマガジンといった、当時のウェブサイトでは定番だった機能も備えていました。

管理人の想い

管理人は「総合歴史検索サイト」という名前に恥じないよう、サイト情報を充実させていくことを目指していました。ホームページやメールマガジンを通じて、利用者が面白い歴史ホームページと出会えたり、歴史仲間の輪が広がっていくことを何よりの喜びとしていたようです。

インターネット黎明期ならではの、コミュニティ重視の温かみを感じさせるサイトだったと言えるでしょう。

現在のrekishi.jpの運営

現在のrekishi.jpは多様なウェブメディアとして運用されています。歴史そのものだけでなく、様々なサービスやプロダクトの歴史、発展の過程なども紹介しており、「歴史」という言葉の持つ意味を広く捉えた内容となっています。

インターネット黎明期に歴史ファンの交流の場として機能していた当時のコンセプトは、現代のウェブメディアという形で新たな展開を見せています。かつてのリンク集が果たしていた「情報と人をつなぐ」という役割は、「ウェブと人をつなぐ」形で受け継がれていると言えるでしょう。